無気力を生む自己防衛

現在進行中で引きこもりでいる方々のブログを
拝見させてもらったところ、皆さんは様々な状況下で
苦しい思いをしているということを感じられた。
ネット上と書籍から得た情報から推測したところ
今まで大人たちが言う『良い子』だった人が
いきなり引きこもる事例が多いように見える。
意外に思うかもしれないが引きこもりを扱った書籍では
この『良い子』が曲者として扱われることが少なくない。
大人から見た『良い子』は我慢できる子、つまり我侭をしても
親に甘えてもいい特権をもっている子供なのに自分の欲求を
満たす行為をせず、大人に負担をあたえずに生活できる子が
『良い子』とされている。


この自己抑制をしすぎると無気力状態に陥る可能性があると
私は考える。
私も俗に言う『良い子』の側にいた人間で
欲しいものがあっても親に遠慮し、黙って我慢している子供だった。
しかしこれがいけなかった。
我慢していたとしても結局何か別のものを代償として
しまうことに気付いた。
 例としてゲームソフトを手に入れられないので攻略本を買うなど
このようなことをしていてはお金がなくなっていくばかり
だからといって貧乏な私の家庭では小学生くらいの子供が
とうぜんのごとく言う『おねだり』なんかしたら
親が不機嫌になり怒られるのでできなかった。
今考えて見ると親は貧乏で子供に何も買ってあげられ
ないことを不甲斐なくも思うが、貧乏だということを
再認識させた私が憎たらしかったのだろう。
では、どうすればよいか?と考えるまでもなく
その自己抑制のための訓練はできていたのである。
そう何事にも興味を抱かなければ良いのだ。
興味を抱かなければ欲しいという欲求はそもそも生まれない
私みたいな貧困家庭にとってはこれができる子は
『良い子』なのだ。
貧困家庭で育つ私にとってこれは最強の武器であった。
しかし弊害もある、無気力になるということだ。
将来こうしたいというビジョンが抱き難い。
高校生3年生となりクラスメイトが夢について真剣に考える時期
でも私はユメを持てなかったし、何事にも興味はなかった。
今思えば悔しいが、『恋愛をして彼女をつくる』という
ことがなんの意味を持つのが理解できなかった。
そもそも興味がなかった。
自分を守るため編み出したものが今になって目の前に
立ちはだかる。
このように無気力状態になりひきこもり、ニートとなった
人はどれだけいるのだろうか?
ひきこもりが富裕層より貧困家庭に多いというのも
何か関係がありそうだ。

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