夜の散歩とランニング

ひきこもりになり内の世界に入り浸っていると
世間に対する視野が狭くなっていくのが分かります。
しかし逆にひきこもっていると過去のことを反省し
また内省し自分の心の中へ深く潜っていけるのが
ひきこもりの数少ない良い効果、だと思います。
広く深く、広く浅くでもなく深く深く心を覗きこむ
と、いったような感じでしょうか。
私が夜散歩するときでも上記のようなことしながら
散歩しています。
深夜の静まりかえった中で黙々とあるきながら
考え事をすると自分の中で心の揺らぎが落ち着いて
くるのを感じることもあります。
これは家で悶々と自問自答している状態では絶対に
到達できない状態です。
哲学者がするように歩きながら考えたからよかったのか
人の目に触れにくい夜だからそのような状態になるのか
それともどちらも合わせてはじめて影響を及ぼすのかは
分かりませんが、なぜかそのような『心』の状態になるのです。
以前私は夜の散歩はしておらず虚弱体質を改善するため
深夜2、3時から走りに出かけていました。
このときも半ひきこもりだったのですが、今とは違い
現実的に向上できる可能性がある10代で自分がひきこもり
になっていくのが嫌でたまらなかった時期でした。
思い出して見ると走っていた時はなにも考えず
がむしゃらに走り続けていました。
きっと「考えたくない」から走っていたのだと思います。
私にとっては『逃げ』のランニングだったのですね。
またTVの話題なのですが、先ほどランニング中毒気味で
走ることがやめられない社会人の方の密着報道がありました。


その方は英語も駆使しハキハキと良く通る声で会話し
デキル大人の見本のような方という印象を受けるのですが
昼休みになると昼食も食べずランニングシューズ、ウェアに
着替え、走るために会社を飛び出します。
その昼休みの時間だけで同僚の方と5キロも走るそうです。
社会人の方なら1日5キロでも十分、というか時間がとれない
だろうと思うのですがこの方は電車を使わず走って帰宅する
ことによって走行距離をまた伸ばしています。
休日でさえも山でトレーニングをされているようです。
この方は当初ダイエット目的でランニングをはじめ
さらに脚に炎症を起こして医者に止められてもまた走るまでになり
ランニングの虜になってしまったようです。
日ごろ走っているからか本人の顔は爽やかで生き生きしていて
世間では好評価を与えられそうな雰囲気をまとっていましたが
私には何か『逃げ』の雰囲気、印象を感じ取ってしまいました。
本当は何かから逃げたくて苦しんでいるのに誰にも頼らず(頼れず)
表面的には明るく振舞ってしまうタイプかなと、勝手に判断を
下してしまっていました。
私がひきこもりだからこう感じているだけだとは思うのですが
あの一見爽やかな顔を思い出すたび不自然だなと感じてしまいます。
今はちょっとしたランニングブームらしいのですが
健康のためとは建前で本当はこの社会が生み出す嫌なモノ
から逃げ出したくで走っているのかもしれません。
走っている間はなにも考えなくてすみますからね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。