弱い者いじめに隠された心理

見た目が貧相で大人しい、抵抗されにくそうだと判断されやすく
他者から見下されることが多々ある人は攻撃の対象になりやすい
ので注意が必要だ。
対象となりやすいのはあくまで「弱そうな人」なので
見た目とは裏腹に頑強な肉体をしていたり他者から攻撃を
うけて黙っているのではなくやり返す行動がとれる世間では弱者とは
呼ばれないような人も「弱そうな人」に該当するのである。
結論を先に述べました。
表現したいことがうまく伝われなかった時の保険として。


まぁ弱い人ではなく弱そうな人が絡まれたり脅迫されたり
日ごろの鬱憤を晴らそうとして自分より体格が劣る見ず
知らずの人に肩をぶつけて攻撃欲求を満たそうとする人の
標的とされてしまう機会が多いということです。
一見すると粗暴な奴だと思われそうないかつい顔
や体格をしているのに小さい動物が好きで荒事が苦手な
小心者(心優しいとも言うかな)人。
一見すると自身のなさそうに背中を丸めて歩き、少し押せば
倒れてしまいそうな細身をしているが、実は荒事に慣れていて凶暴な人。
他者からの攻撃に遭いやすいのは断然後者でしょう。
攻撃してやっかいなのが後者だとしても。
中身なんて関係ないです。
心理学系の本を読まずとも喧嘩を売られるような見た目を
されている方にはもう経験則として身に染みて分かっていることですね。
その例として自分の高校時代のAさんの話を持ち出します。
伝え聞きも少し入りますが。
私が高校生のとき他校から喧嘩を売られやすい方(以下Aさん)がいました。
チビで青白い顔をして見るからに注1「弱そう」な人。
しかしAさんは柔道部員でめちゃくちゃ強く絡んできた相手は
返り討ちにしていたそうです。
しかし喧嘩を売られやすい。
私もこの人が廊下で下級生に肩をわざとあてられる場面を
目撃したことがあります。
下級生側(喧嘩を売る側)はセオリーどおり数人。
分が悪いと思ったのかそれとも廊下でいざこざは悪いと
判断したのかAさんは下級生たちを無視。
下級生グループはなぜか勝ち誇ったかのように笑いあい去っていきました。
ちなみにシューズの色で何年生かは判別できる高校でした。
一通り目撃していた自分は死ぬ気かあいつらは、と下級生たちを気遣っていたことを覚えています。
けどAさんへ絡む相手は校内では徐々に減っていったといいます。
柔道部でなんからしらんがいい成績をだし(表彰されていたのでたぶん)顔が売れたからです。
推理できる人ならばなぜ喧嘩を売られやすいAさんが
生傷の一つも負っていないばかりか堂々としていて
絡まれても動じないのか疑問を抱きそこから
この人(Aさん)は荒事に慣れていると、ある程度結論を
導き出すことができるのですが、ヤンキーなどにはそれができない。
いや疑問すら抱かない。
見た目が怖ければ強い、荒事に慣れていると思い込むからです。
しかしそんな奴らでも体育館の壇上にあがり表彰されるAさんの顔を見たり
ヤンキーのネットワークでもたらされたAさんは「ヤバイぜ情報」を掴み
徐々に絡まなくなっていったと思われます。
上記にあるような見た目の違いではなく所有物の違いから
どう相手に影響を与えるか調べた実験があります。
正確にどう呼ぶのか分かりませんが
ターナーのクラクション実験という実験です。
用いたのは新車のクライスラーとみすぼらしい中古の小型トラックの二種類の車。
方法は赤信号から青信号へ変わったのにわざと発車せずに待つだけ。
測定するのはすぐ後ろの車の運転手が待ちきれずクラクションを鳴らすまでの時間。
 ・後ろの車がクラクションを鳴らすまでの時間
  実験者がクライスラーに乗っていたときは平均8.5秒
  中古の小型トラックに乗っていたときは平均6.5秒
 ・クラクションを2回鳴らされた数
  クライスラー 7人
  小型トラック 18人 3倍近くの差
 ・一度も鳴らさなかったドライバーの数
  クライスラー 18人
  小型トラック 6人
車種の違いが影響されています。
高級車のクライスラーに乗っている人は社会的身分が高い人
小型トラックに乗っているのは社会的身分が低い人と判断されたからです。
人間でも同じですよね。
ヤンキーも髪染めて顔面ピアスしてるやばげな人には
ガンをとばしたり肩をぶつけたりする威嚇、攻撃行動はとらない。
標的にされるのは実際に喧嘩が強かったとしても痩身、低身長の人や
きちんとした身なりをしている大人しそうで抵抗しそうにない人です。
自分より強そうだと思う相手には食って掛からない。
小型トラックに乗っているからといって運転手が必ず社会的身分が
低い労働者階級というわけでもないのですけどね。

GOOGLEブックス
リンク ターナーのクラクション実験
「[図解]しぐさと心理のウラ読み事典」 著者: 匠英一 出版社: PHP研究所 p78

「人の心の中が読める人読めない人」 著者:樺旦純 出版社:(株) 三笠書房 p134
では弱いものいじめに隠された心理【攻撃の方向性】として説明されています。
注1 ここで言う弱い強いとはただたんに喧嘩の強弱を指します。

弱い者いじめに隠された心理” に対して 2 件のコメントがあります

  1. 次郎 より:

    ターナーのクラクション実験、母が小さい車は
    馬鹿にされる、煽りを受けるとよく言うのですが、
    実験で証明されていたんですね。

  2. 邂逅 より:

    ご教示 有難う御座いました。
    震災後に転居して16年。様々な体験をしました。
    嫌がらせ・イジメと気づかず 気づいた時は
    心身とも病んでいました。
    勇気が出る様になりたいです。

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