20111203_深夜のコンビニ_セクロス予定の盛りブタ2匹と世間話ながすぎ煙草男のおかげで100円を無駄にせずに済んだ話し

深夜。無性にチョコが食べたくなりひと震えしてから財布を
握り締め家を飛び出す。
近所のコンビニでは売っていないチョコバーを求めて遠出をする。
途中。なんちゃってヤンキーの集まりを目撃する。
コインランドリーの駐車場でわめいている。
深夜とはいえ車で集会をできるひらけた場所はこの辺りでは少ない。
小さな集まりしかできないがこれが精一杯なのだろう。
暗い中、後輩であろうヤンキーが先輩格であろう者に
「すごい、すごい」と媚びる声だけが響きわたる。
人様が寝てる時間帯に大声だせるお前の
無神経さはギネス級だぜ。
コンビニ入店。チョコバーを取りまっしぐらにレジへ向かうと
深夜によくみかける年の差のつがいを発見。
20代前半の着飾った女と壮年の男性。外の駐車場にはそこそこに
良さげな車があったがこの男性が所有するものだろう。
身の密着具合から親子というわけではなさそうだ。
レジに置かれた購入物をつい見てしまう。パンやおにぎり、紙パック
の飲料物。それも大量に買い込んでいる。コンビニは総じてモノの
価格が高いのにわざわざコンビニで買い込んでいる。
食事ならファミレスに行けばよいのにそうしないのは
家でいちゃいちゃしながらゆっくり食べる気なのだろう。
で、その後セクロス。女のほうもやるな。男性を見るに良さげな
スーツを自然体で着こなしているうえ品もある。
髪は白髪ではあるが年寄りほど年齢は重ねていない。
背筋もまっすぐで見かけ上は健康体だ。
盗み見た財布も重厚な革でできており上物と思われる。
寂れた田舎町で「パパ」とするなら及第点だ。
地元で若く金持ちなのは市役所職員(公務員)や地主の子息ぐらいである。
地位もそこそこあり給与も安堵されているだろう年齢であり、
ぎりぎり「勝ち逃げ」できる年齢の男を捕まえた
女は無難な選択をしたといえよう。
チョコバーを握り締めながら長々とつづく清算を待っていると
かっこつけ歩きをした20代後半のアホ面をひっさげた男が
手ぶらでレジ横の陳列された煙草を眺めている。
瞬時に分かる。割り込まれる。
自然な様子を装っているが
そのまま右に一歩ふみだせばレジ前に着く。
自然ななりで割り込みができる。
清算を済ませた男性は出口に向かう。つまり右に移動する。
狭い店内では歩幅をあけるために後に並ぶ客はすこし
後にさがっていなければならない。逆に煙草のケースがある
レジ前左側は清算待ちの客のすぐ近くに寄れるのだ。
割り込みの絶好の位置である。
私の予想どおりに男は割り込んだ。
壮年の男性がレジ袋を受け取り右に移動。
うしろに並ぶ私はこの停滞の瞬間にはレジ前に移動できない。
しかし、これから有害な煙を犬の肛門よりも汚い口から出すのを
至高の喜びとするであろう男は違う。右に一歩・・・ならず半歩
スライドするだけでレジ前に着陸。大義名分を得たりのごとく
煙草の注文をする。
煙草を1箱買うだけでそれほど時間は
かからないだろうと文句を言うわけではなく黙って待つ。
だが、こともあろうに男は店員と世間話を開始する。
なんじゃそりぁ?店員のほうも割り込まれた客である
私を気にするそぶりもなく話し込んでいる。


何をしているんだろう。なんで排泄物よりも醜い野郎どもの
歓談を聞かなければならないのだろう。可愛い子のキャッキャウフフな
光景なら金を払ってでも鑑賞をしたいが目の前のしゃべる珍獣を
見るのなら逆に金を貰いたいぐらいだ。
目や耳が腐る危険性があるのに付き合ってやったんだ金払え。
心の底にある怒りをおさえていると
手に持つチョコバーが妙にやわらかくなっているのに気付く。
包装紙ごしにもわかるほど溶けてきていたのだ。
冬の凍えるように寒い深夜。店内も暖かくはないのに溶けかけている。
レジ前でなにをするでもなく時間を浪費していたのだと思うと
アホらしくなり、早足でチョコバーを棚に
もどし、わき目も振らずに店外へ。
暗闇を歩き家につく頃にはあの無償に
チョコを食べたい気持ちは消えていた。
財布からニッケル硬貨が逃げ出すのを防いだのだ。
アホに感謝する珍しいケースであった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。