食糧難は日本でもおこっている。

太ももの血が、さぁっぁっと引いていくような感じ。
体についている汗が干上がっていく感じ。
長時間食事をとっていないとなる現象。
なんなんだろうと思う。しかし糖分をとるとすぐになくなるこの倦怠感。
体が重かったのにすぐに元に戻る。
バイト代のほとんどを家に入れているのに米もゴミ袋も用意できない日がつづく。
姉は稼いでも家にすこしばかりの金をいれるだけで、うつ病の母を家政婦のように
コキつかう。ヒステリーモードのときは「うるさいなぁ」と余計に悪化させる。
なだめるのは自分。姉は飯代もださない。いつもは100円の魚の干物が安くなると
自分は買って晩飯にそえる。もちろん姉もたべる。さも当然とばかしに。
自分の飯くらい自分で盛れ、と言っただけで「ニートがニートが」と甲高い声で吠える。
あのヒステリックモードの母でさえ敵わない駄々っ子。私が敵うわけない。
しぶしぶ給仕となる。では、食料がないときはどうか? 姉は当然とばかしに
ただ飯をあさりにきた元父をアシがわりにコンビニで高い飯を購入し、自分だけたべる。
すこししか家にお金をいれていないので使いづらい電子レンジでさえも当然のように使用。
あったまって香ばしい弁当に添えるのは高い紅茶。紅茶は給仕がわりの自分がいれる。
何度もつかいまくった残りの紅茶は私がもらうのでその労働だ。
しかし、ぼったくり価格のコンビニ弁当は指をくわえているしかない。
家に数万円いれて千円ほどしかお小遣いをもらっていないので仕方がない。
もっと体が丈夫ならと、良質な遺伝を残してくれなかった先祖に呪詛を吐きに
霊界にもいったほどだ。丹波何がしばりの嘘であるが。
飢餓とまではイカナイガ、小食をつづけてきて分かったことがある。
人間は第一に糖分を欲しがり、つぎに塩気・辛味をほしがる。
考えてみれば赤ちゃんと同じだ。甘い味は幼い者が好きな味。塩気・辛味は大人になるほど
欲しくなる。 そういえばアニメ「カイジ」では、地下施設に送られたカイジたちが
いかに、角砂糖をご褒美、贅沢とされているかの描写が見られた。
そう、誰でも思い起こせる味は甘い味。疲れたときに欲しがるのは甘い味なのだ。
カイジたちも他の心無い班員に角砂糖をお釈迦にされたときは床に這いつくばり
涙していた。贅沢な味をしらなくも舌がおぼえている甘味。だれもがひもじいときに
思い返す味だろう。